ファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係〜米経済学者が論文

ファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係〜米経済学者が論文
いわゆるファイル交換ソフトによる、音楽の違法なファイル交換が実際のレコード業界の売上にほとんど影響を与えないという趣旨の論文のドラフトが発表されたらしい。

研究論文のドラフトを公開しているのは、ハーバードビジネススクールのFelix Oberholzer助教授とノースカロライナ大学チャペルヒル校のKoleman Strumpf助教授。論文によると、ファイル交換がレコード業界の売上に与える影響は統計的にほとんど無視できるほど小さく、たとえ影響があったとしてもごくわずかであることが判明したという。

ただし、これの主張の根拠となる調査のサンプルの取り方やモデルの立て方については、慎重な検討が必要であるとしている。