アジアカップ 準々決勝 日本−ヨルダン

このアジアカップでは組織力に優れた中東のチームに対し、個人の力で局面を打開しようとする日本という数年前までは考えられないような展開の試合(~_~;)を見ることができています…。

正直、ヨルダンの先取点が入ったときにはいっそこのまま負けてしまったほうが長い目でみるとベターじゃないかと思っていました。PKになったときには、俊輔、アレックスが続けて外し、フツー負けるだろ、この展開…。運が強いというか、なんというか。ジーコって、現役のときについてなかった分、ツキを今使っているのでしょうか。

サッカーの神は平等じゃないというか、ヨルダンの方が準決勝に進むべきサッカーをしていたと思います。特に前半。ボールキープ、連動した動き、よく訓練されていたチームだと思います。最後のほうはカウンター一本槍になっていた感はありますが、単純なカウンターも単独突破でなく、ちゃんと後ろからほかの選手がついてきてましたし。

というか、あのチームが準決勝に進んじゃイカンだろ、今後のためにも。

PKに関しては、川口のすばらしさに脱帽ですね。間違って優勝したら、MVPは彼でしょう。

私的には、セルジオ氏のこのコメントに救われます。

この試合も流れの中ではゴールが生まれなかった。引いて守るから、相手ゴールまでの距離が長く、時間がかかりすぎる。セットプレーや、中村のパスでしか得点はできない。両サイドからの崩しが全くできなかった。ベストメンバーが組めなかった結果だから、仕方ないともいえるが、内容的には寂しいのも事実。負けてしまえば内容が問われる。勝ち続けるしかない。

ノルマがどうのこうのはもうよして、この大会が終わったら、その内容を問わなきゃいけない、そう思います。