アジアカップ決勝戦 日本−中国

とうとう決勝戦を迎えることになりましたが、とりあえずキックオフ前に意見表明など。

まずはっきりしておきたいのは、ここまで来ると優勝するしかないと思うんですね。成績不振による監督交代っていう結論もありえなくなった以上、ここで負けて得られるものはひとつもありません。
今大会中、日本チームのパフォーマンスは参加チーム中ベストとはいえず、対戦相手に主導権を握られている試合は珍しくありませんでした(というかほとんど押されていたとも言えますが)。今後のW杯予選のことを考えると、こんなチーム状態でも「負けなかった」という事実を突きつける必要があると思います。そのためには、最終的に優勝の結果を得ることしか今大会中の低パフォーマンスを埋める手立ては無いように思います。
今のチームが中国に必ず勝てるチームだとも思えませんが、北京はこれまでの試合会場より涼しいそうですから、これまでの低パフォーマンスを覆すようなプレーがあることを期待することにしましょう。

と同時に、アジア全体のことを考えると、あんなチームが優勝してしまうのも問題だと思うのですね。数多くのファンの人が今のチームがベストのパフォーマンスをみせているとは決して思っていないし、また当の選手たちもあれが自分たちのベストだとも思っていないでしょう。調整、およびチーム戦術の不十分なチームでさえ勝ててしまう、それがアジアの現状であるというのは決して喜ばしいことじゃないと思います。